最近、脊柱菅狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)で来院する患者さんが急増しています。
1分間も続けて歩けないが、少し休むとまた歩ける。
立っていても寝ていても腰掛けていても痛みやしびれが出てくる。
人によって痛みや痺れの出方は様々ですが、前屈すると症状が緩和するのが特徴です。

神経根型といって、脊柱から出る神経の根本が圧迫されるものは、圧迫される場所によって辛くなる場所が違ってきます。例えば、仙骨の一番目なら太ももの裏側、ふくらはぎ・足の裏とか、腰椎の5番目なら足の外側に症状が出ます。

馬尾(ばび)型は痛みより両側の広い範囲(尻、太もも、ふくらはぎ、足の甲、裏など)にしびれの症状が出ます。
神経根型と馬尾型が同時に起こる、混合型もあります。

治療方法は、鍼が中心になります。
症状の出ている場所によって、鍼をうつ場所は違ってきます。これをよく見極めないと、治療効果が上がりません。
手術が回避できたり、1分も歩けなかった人が山登りができたり、ゴルフを諦めていた人がコースを回れるようになったり、たくさんの方が喜んでくれています。
手術を勧められていても、手術は最後の手段として、その前に是非鍼灸治療をお試しくだされば幸いです。