便秘は肌荒れとかニキビとか美容の敵と言われますが、それどころか排出すべき便をため込んでいるため、血液が汚れ、その血液が全身をめぐるため、五臓六腑は皆影響をうけてしまいます。
脳卒中(脳血管障害)で倒れた時もカンチョーで便を出しておくと予後が良くなると言われるくらい本当は怖い病気なのです。
食事も繊維の多い野菜を摂るように言われますが、弛緩性便秘には良いのですが、ケイレン性便秘にはかえってマイナスです。女性に便秘の多い原因の1つは甘いものの食べすぎです。砂糖は腸のゼン動運動を減退させてしまいます。
自宅療法としては、上向きに寝てバスタオルを直径10cmくらいに丸めた円筒状のものを横にして腰(へそのうら)に敷いて10分くらい寝ますと腸が動き出します。トイレでしゃがんでいる時に便秘穴(へその下方8cmそこから左へ4cmのところ)を押していると便意がもよおしてきます。
食べ物はコンニャク、あずき、ヨーグルト、ドクダミ茶らが一般的ですが、まずは食べ過ぎないことが何より大事です。
治療では、便秘穴、大横、支溝、神門、承山、公孫らのツボを使い腹部の指圧とマッサージをして、そして骨盤調整を中心に整体を行います。